我が家の土地事情
我が家は両親が土地を持っており(畑と田んぼ)土地探しは最初からしていませんでした。
しかし、結構特殊な土地事情だったのでご紹介します。
まず両親に勧められた土地が以前、駐車場として使用していた土地。
カーポートと小屋があり、奥の土地では祖母が畑をしていました。
実家も一度引っ越しており、祖母も亡くなっているので、今はただの空き地です。
駐車場+畑で100坪ほどの土地になるので、十分な広さ。
駅は遠いけど、最寄りの中学校は徒歩1分、小学校は徒歩10分となかなかいい立地です。
しかし、問題が多々ありました。
その1:赤道(あかみち)問題
赤道(あかみち)ご存知でしょうか??
ニュータウンとかに区画の土地を買われた方は全く問題にならないことですが、畑に建てる、昔からあった空き地に建てる、という時はたまに問題になってきます。
実はうちの駐車場と畑の間に赤道が通っていたのです。
舗装されておらず、まだリヤカーを引いていた時代、そこは道として使われていました。
赤道は一定の条件が揃えば自分の土地として市から買い上げることができます。
しかしそれが遠い道のりで、赤道を払い下げるのに1年近くかかる場合も。
理由としては
・払い下げる赤道に関係する人たち全員の同意が必要
・役所内の赤道払い下げに関する処理が煩雑すぎる
この2点が大きいです。
我が家の場合、うちの畑の両端の土地がそれぞれ違う人の名義だったのです。
うちが赤道を買い上げて、家を建ててしまった場合、皆さんそれぞれの畑に行けなくなります。
うちの土地を通っていけば畑にはいけるのですが、とても同意してもらえるとは思えませんでした。
しかも祖父母が存命の時、そこの赤道を買い上げるという話が出ていて、実際立ち合いまで行ったのですが、やはり畑の持ち主から同意が得られず買い上げることができなかったという記録が残っていたのです。
その2:ご近所さんの太陽光問題
両親の土地の向かって右隣が地主さんの土地なのですが、その息子が太陽光を始めていて、建てるとなればその真横に建てることになります。
建てるのは私たちの勝手ですが、古い地域だし、地主さん宅とは仲良しなので、一応伝えたほうがいいと思い、両親から
「ムスメ夫婦が家を建てるんだけど、太陽光大丈夫か??」
と聞いてくれたそうです。
案の定、渋い顔をした地主一家。。。
「そうか、ムスメさん帰ってくるのか!よかったのぉ!。。。あの太陽光儲かってないの。ここで遮られると。。。ちょとツライ。」
と案の定、言われたみたいです。
赤道の問題もあるし、仲良しの一家と波風を立てたくないというのが信条ですよね。
ということでそこの土地に建てるのが難しくなりました。
土地探しに行き詰った私たち夫婦(と私の両親)。
残る我が家の土地は市街化調整区域にある田んぼか、小さい土地ばかり。
困っていたところ、地主さん一家から提案があり。。。
次回に続きます。