おかわり工務店 その①

ひょんなことがきっかけでモルタル造形の仕事をされている方と知り合いになりました。

その方が家を建てる時にK工房S館か迷った結果、S館にしたと教えてくれました。

K工房についての記事はこちら thinkback.hatenablog.com

ということで、その方の紹介でS館にお邪魔することに。

実はここも工務店と同様、レンガの家をウリとしているところでした。 工務店についてはこちら thinkback.hatenablog.com

対応してくれたのは、一級建築士兼営業の、Yさん二級建築士の、Nさん

とてもオシャレな工務店でホンモノを作ることにこだわっているのだとか。

以前ブログで、手積みレンガの家の事を書きましたが、ここは手積みではなく、自社のレールにスライスしたレンガをはめて目地を塗っていくという独自の作り方で総レンガの家を実現しています。

床は無垢材。 自社で加工しているので他社に比べるととても安い。 室内ドアも全て自社の無垢材のドアです。

キッチンは御影石を使用した自社キッチン。 キッチンはめちゃくちゃ安かったです。 お値打ちすぎて逆に心配になるくらい。

私たち夫婦は花粉症持ちなんですけど、天候のいい日はお布団を外に干したい派。

なので寝室近くにベランダが欲しくって、

『この部屋の前にベランダが欲しいです。』

とお伝えしたんですけど、

『ベランダはどうしても!とおっしゃる方以外は設置をオススメしておりません。 せっかくの総レンガの家の景観を崩しますので。。。 布団用掃除機とか皆さん、使われていますよ。』

とスッパリ意見を却下。

我が家の土地は日当たりがいいので、リビングに掃き出し窓を作りたいとお伝えした時は、

『泥棒にあった家はどこから進入されたかご存知ですか?掃き出し窓です。掃き出し窓はどうしても!とおっしゃる方以外は設置をオススメしておりません。』

窓は上げ下げ窓のみ、なのだそうです。

外観も大事だけど、生活のしやすさも大事なんですが。。。

しかし、安心感がとてもある工務店でした。 色々よくご存知だし、設計力も言うことなし。

でもレンガの家にしたい訳ではない。。。

ホンモノを追求することにこだわっている工務店なので、エリザベス洋式とチューダー洋式のいいとこ取りをする!とかはやんわり断られます。 マーヴィンの窓やファイポンをチューダー洋式には使ってはいけないとか。

例えば、洋画を見ている時、日本の描写があったとします。 池には鯉、家の中の装飾にこけしが置いてあったり。。。 でも建物が少し中国っぽい。 欧米の人たちはアジアを色々混同してしまってるようです。 その風景を私たちが見ると、

『あぁ、ニセモノだなぁ。』

と思う訳です。

これと同じように、 『イギリス人が見た時に、この家は色々混同しててやっぱニセモノだなぁと思われない家を私たちは作っています!』

とおっしゃっていました。

素晴らしいと思います、ホンモノ思考。 でも我が家は別にイギリス人に見せる為に家を作るんじゃないんだよな。

洋館なんて、どの洋式にも当てはまらないのですから。

洋にかぶれ始めた日本人が、色々取り入れて作ったのが洋館だと思うのです。

その辺の考えがうまく擦り合わないなぁと思っていました。

このまま行くとお断りする感じですが、ブログのタイトルを おかわり工務店 にしたのには訳があります。

それは、また次の機会に。

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