ここだけ!カナダ人職人による手積みレンガの家
職場の人に情報をもらって訪ねたのが、レンガ積みの家をウリにしているT工務店。
レンガにこだわりを持っていた訳ではありませんが、建築士さんが代表をしており、直接お話しできるとのことで伺いました。
打合せ場所はT工務店のモデルハウス。
このモデルハウスがアウトドアリビングや、暖炉などがある素敵なレンガの家。
実際にこのモデルハウス売りに出してるそうなのですが、お値段なんと
1億3千万円!!!
オール職人さんによる手積みレンガなのですが、それがとてつもなく高い。
でも一度ホンモノのレンガを見てしまうとレンガ調のサイディングが少しイマイチに見えてしまうのです。。。
レンガもなかなかイイね!となった私たち夫婦。
レンガとアメリカンカントリーを合わせた家を考えていただくことに。(この時はまだアメリカンカントリーの家を建てたいと思ってました。)
Tさんはとても魅力的な図面を書いてくれて、私たちがアメリカンカントリーから大正ロマン風に変えたいと言った時も、おもしろいですね!!と快く引き受けてくださいました。
そしてスムーズに進み、お見積もりまで出てきたのですが。。。
レンガ高っっっ!!
さすが手積みレンガ、めちゃくちゃ高かったです。。。
最終的に手積みレンガの部分はなんと門柱の下の部分だけになってしまいました笑!
トホホ。。。
減額していった結果、好きなモノがあまり入っていない家となったので、別にここじゃなくてもいいよなぁと。
とりあえず、T工務店はここで一区切りとしました。
でも手積みレンガというのは私たちのエリアではT工務店だけなのだそうです。
日本は地震が多いのでレンガ積みは不向きですが、独自の金具を使って地震に強いレンガ積みの家を実現。
ホンモノのレンガにこだわる方にオススメしたい工務店さんでした!
建てたい家のイメージが定まるまで
間取りが大事、素材が大事、といいましても外観や内装の装飾も少しは自分好みにしたいところ。
最初あまりこだわりがなくて、ポストに投函されるハウスメーカーの広告がほとんど白くてかわいいカフェみたいなおうちだったので、私たちもそんな感じにしようか。。。とぼんやり思っていました。
しかし、M工務店の完成見学会や他の完成見学会を見に行く度にそういったコンセプトのおうちばかり見ていたので、贅沢なことに飽きてきてしまいました。
そして白くてかわいいカフェみたいなおうちは却下となったのです。。。
次に決めたのが、ラップサイディングのアメリカンカントリーの家。
私たち夫婦はカリフォルニアに友達がいることもあり、年に1回はカリフォルニアに訪れていたので、カリフォルニアに建っているようなカバードポーチのある家にコンセプトを変えました。
しかし、これまた飽きてきてしまったのです。
ずっと住み続けるつもりで建てるのに、完成見学会で何回か行っただけで飽きる家なんてダメだよな。。。
はてさてどうしたものか。。。。
と思っていた時、ふっと思い浮かんだのが洋館でした。
洋の中にも和を取り入れて重厚感のある家にしようと思ったのです。
大正ロマン風とでもいいましょうか。。。
不思議とこのコンセプトは夫婦でバッチリ考えが合って、未だにブレていません。
地元にジョサイア・コンドルが設計した洋館がありますので、まずはそこを見学。
あの洋にかぶれ始めた頃の日本の建物というのは全然色褪せませんね!
とても素敵でした。
改めて洋館の素晴らしさを知った私たち夫婦。
ちょっとマニアックですがこういった本も買ってしまいました。
洋館さんぽです。
ここには載ってない洋館もありますが、なかなか面白い本でした。
我が家の間取り
そういえば我が家の間取りについて書いてなかったので書きたいと思います。
うちは少し特殊な間取りにするので、ハウスメーカーは一切考えていませんでした。
自由設計でもどれだけこちらの要望を入れていただけるか、を焦点に考えていました。
うちの間取りの希望ですが
・LDK 20畳以上
・愛猫たちの部屋(猫が苦手な方がいらっしゃった時に隔離したくて)4畳
・妻の職場 9畳
・バス、トイレ、洗面
・寝室 9畳
・子供部屋 5畳×2
ざくっとこんな感じです。
妻の職場とはなんぞやということで、私のことを少し。
普段は派遣でフルタイムで化学系の仕事をしています。
副業としてネットショップをしています。
将来、子供ができたとしてもせめて在宅で仕事は続けたい、との思いがあり、副業を始めました。
本業に格上げを目標に日々精進しております!
そんな訳で、新築する際、私の職場を設置することとなりました。
ボリュームが大きいので、配置をよく考えないとすごい坪数になってしまいます。
47坪以下目標でどこの工務店さんにも考えていただいてます。
我が家の土地事情その2~土地の等価交換~
建築予定の土地が様々な理由で建てられなくなって困っていたところ、地主さん一家から提案がありました。
それまでのいきさつはこちらを参照☟
地主さん一家からの提案、それは土地の等価交換でした。
地主さんはもっと太陽光を増やして収入を増やしたいとのこと。
私たち夫婦が建築予定だった土地と、自分たちが持っている他の土地と等価交換しないかと持ち掛けてきたのです。
土地の等価交換とは単純な広さで交換するのではなく、土地の価値で交換する広さを決めます。
土地に接する道路の広さなどで価値も違ってきます。
地主さんのもう一つの土地は私の実家から徒歩1分。
ちょうど父の叔母の土地が隣にあったのですが、そこを叔母から買い上げることになっていたため、好都合だということが分かりました。
周りに家も少なく、目の前は神社。
防犯上どうなの。。。というのはありましたが、その土地を私たち夫婦はとても気に入りました。
早速、土地を等価交換する旨を伝え、とりかかった私の両親+地主さん一家。
土地を等価交換する際、行政書士さん、土地家屋調査士さん、役所の方、関係する近隣の方に参加していただき、無事交換終了。
サラっと書いてますが、この交換作業、8か月掛かっていますし、費用も手間も結構掛かっています。
今回は地主さん一家の事情、とのことでしたので、費用はほぼ地主さんが持ってくださいました。
土地の等価交換の際はまずは行政書士さんに相談です。
そのあと土地家屋調査士さん、近隣住民の方と一緒に土地の分筆。
そして土地の名義変更。
とてもパワーのいることですが、両親と地主さん一家が動いて下さり、滞りなく終了。
確かこの土地の等価交換、地目が宅地だとできなかった気がします。
畑に限られていたような気がします。。。
宅地の場合は買い上げになりますね。
税もかかってきます。
定かではないので、ごめんなさい。
我が家は畑同士の交換でした。
これで土地の準備は完了。
私たちの工務店探しは続きます。
我が家の土地事情
我が家は両親が土地を持っており(畑と田んぼ)土地探しは最初からしていませんでした。
しかし、結構特殊な土地事情だったのでご紹介します。
まず両親に勧められた土地が以前、駐車場として使用していた土地。
カーポートと小屋があり、奥の土地では祖母が畑をしていました。
実家も一度引っ越しており、祖母も亡くなっているので、今はただの空き地です。
駐車場+畑で100坪ほどの土地になるので、十分な広さ。
駅は遠いけど、最寄りの中学校は徒歩1分、小学校は徒歩10分となかなかいい立地です。
しかし、問題が多々ありました。
その1:赤道(あかみち)問題
赤道(あかみち)ご存知でしょうか??
ニュータウンとかに区画の土地を買われた方は全く問題にならないことですが、畑に建てる、昔からあった空き地に建てる、という時はたまに問題になってきます。
実はうちの駐車場と畑の間に赤道が通っていたのです。
舗装されておらず、まだリヤカーを引いていた時代、そこは道として使われていました。
赤道は一定の条件が揃えば自分の土地として市から買い上げることができます。
しかしそれが遠い道のりで、赤道を払い下げるのに1年近くかかる場合も。
理由としては
・払い下げる赤道に関係する人たち全員の同意が必要
・役所内の赤道払い下げに関する処理が煩雑すぎる
この2点が大きいです。
我が家の場合、うちの畑の両端の土地がそれぞれ違う人の名義だったのです。
うちが赤道を買い上げて、家を建ててしまった場合、皆さんそれぞれの畑に行けなくなります。
うちの土地を通っていけば畑にはいけるのですが、とても同意してもらえるとは思えませんでした。
しかも祖父母が存命の時、そこの赤道を買い上げるという話が出ていて、実際立ち合いまで行ったのですが、やはり畑の持ち主から同意が得られず買い上げることができなかったという記録が残っていたのです。
その2:ご近所さんの太陽光問題
両親の土地の向かって右隣が地主さんの土地なのですが、その息子が太陽光を始めていて、建てるとなればその真横に建てることになります。
建てるのは私たちの勝手ですが、古い地域だし、地主さん宅とは仲良しなので、一応伝えたほうがいいと思い、両親から
「ムスメ夫婦が家を建てるんだけど、太陽光大丈夫か??」
と聞いてくれたそうです。
案の定、渋い顔をした地主一家。。。
「そうか、ムスメさん帰ってくるのか!よかったのぉ!。。。あの太陽光儲かってないの。ここで遮られると。。。ちょとツライ。」
と案の定、言われたみたいです。
赤道の問題もあるし、仲良しの一家と波風を立てたくないというのが信条ですよね。
ということでそこの土地に建てるのが難しくなりました。
土地探しに行き詰った私たち夫婦(と私の両親)。
残る我が家の土地は市街化調整区域にある田んぼか、小さい土地ばかり。
困っていたところ、地主さん一家から提案があり。。。
次回に続きます。
まっさきに切った工務店
M工務店のS社長のススメで他の工務店も回りだしたわたしたち夫婦。
次に行ったのが近所にあったプロヴァンス系のおうちを建てているPハウジーズでした。
たまたま通勤途中に看板があったので見つけたところです。
まずはアポをとって訪問。
出迎えてくれたのはとてもおしゃれな奥様とおしゃオジの社長。
SE夫妻。
奥様はとてもフレンドリーで物腰の柔らかい方でお話もしやすい。
SE社長曰く、抜群のセンスをお持ちなのだとか。
納得。。。。
そこは東京の設計士さんに図面をお願いしているとのこと。
こちらの要望を伝えて書いていただくことにしました。
その後、現在建てているというところの見学に連れて行ってもらえることに。
そこは六角形の棟が建っており、白い壁にオレンジの屋根。
まさしくプロヴァンス系のおうちでした。
私たちは特にプロヴァンスにこだわっていたわけではありませんので、どちらかというと使用している断熱材や素材、建て方、耐震対応はどのようにしているかなど、まずは構造について教えていただきたかったのですが、そういった発言は一切なく、その辺もまっさきに切った理由の一つでした。
家はデザインだけじゃないよなーと思っていたので。
しかし、決定的な出来事が!
うちは事情があって土地をご近所さんと交換し、交換した土地に建てる予定でした。
私の父の名義でしたので、土地のことを聞くために両親に同行してもらい、Pハウジーズと一緒に仕事をしているという家屋調査士さんとお話をした時があったのです。
土地のことはまた今度。。。
それからというもの、その家屋調査士さんとSE社長がうちの実家の回りのご近所さんに情報を聞きまくったり、アポなしで私の両親宅に突撃。
「ムスメさんたちはもう決めたとおっしゃっていましたか?!」
「いつ頃建てるか決めましたか?!」
「近くまで来ましたので!それでどうですか?!?!」
などなど両親も困っておりました。
なんて常識のないヤツらなんだ。。。とあきれてしまい、見積もりを取る前にスパっと切りました。
こういう工務店は論外です。
そしてまたまた工務店ジプシーとなった私たち夫婦。
次は我が家の少し変わった土地事情について書きたいと思います。
少しでも同じような境遇の方の参考になれば。
はじめての工務店
行き当たりばったりで、以前かわいいねーと言っていた工務店、M工務店にアポなしで直撃!
社長のSさんは快く迎えてくれました。
家を建てたいのだけれど進め方とかローンとかよくわからなくて。。。
と言う私たちにいろいろ説明してくださいました。
まずM工務店が得意としているもの。
*断熱材はセルロースファイバー